第 76 番
末吉
魂を掻き鳴らす琵琶の付喪神
九十九弁々
自ら音を発して演奏できる程度の能力
魔風ふき乱
れる大風の
眼球のうえ、
諸行無常の
響きあり。
れる大風の
眼球のうえ、
諸行無常の
響きあり。
運勢:道具の様に使われてきた人生に終止符を。いざ反逆の時。
商売:音楽関係だと吉。但し楽器を丁寧に扱わないと反撃を喰らう。
学業:音楽と古典は吉。
健康:今は元気なくても、次第に力が付く。
旅行:道に迷う。夜の行列について行くと怖い目に遭う。
恋愛:道に迷いつつも、良い人が見つかれる。
金運:増える要素は無い。
人運:最初は他人に避けられがち。楽しくしていると集まって来る。
[コメント]上海アリス幻樂団
道具としては古いのですが、自我を持ったのはつい最近という付喪神です。
琵琶と琴の付喪神は百鬼夜行絵巻にピアで出てきます。この時代(恐らく室町時代)から、琵琶や琴に付喪神化する要素があったのでしょうか。例えば、演奏できる人が少なくて倉庫の奥で埃被ってたりしたんですかね。